パーソナルトレーニングに有酸素運動は必要ない3つの理由

もっとやせたい!早くやせたい!その気持ち、分かります。だからといって焦ってはいけません。特に有酸素運動はやる必要はありません。

一般的に有酸素運動はダイエットに効果的と言われています。そして次のような疑問もよく寄せられます。

  • パーソナルトレーニング(筋トレ)と有酸素運動を組み合わせると効果的なの?
  • 筋トレだけ、有酸素運動だけ、組み合わせではどれが一番痩せる?
  • 有酸素運動ってダイエットには効果的じゃないって本当?

あなたがより早く痩せるために、より良い自分になって自信を持つために、これらの疑問を解消しましょう。実際に効果が出ている情報をお届けします。

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この記事を監修した人
優しいダイエット専門パーソナルトレーナー
松浦 雄一
2022年現在でプロとしての活動は15年以上、
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パーソナルトレーニングに有酸素運動は必要ない3つの理由

一般的な女性がダイエットをする場合、パーソナルトレーニングに有酸素運動は必要ではありません。(やっちゃダメってことではありませんが)

そもそもダイエットするのに、有酸素運動は必要ありません。その理由は大きく3つあります。

パーソナルトレーニングに有酸素運動は必要ない3つの理由
  1. 有酸素運動は脂肪燃焼効果が少ないから
  2. ダイエットの逆効果になることがあるから
  3. 他にもっと大切なことがあるから

え?有酸素運動ってダイエットに効果的なんじゃないの?と思った方もいるでしょう。これからちゃんと解説します。事実を知ってくださいね。

有酸素運動は脂肪燃焼効果が少ないから

実は有酸素運動は脂肪燃焼効果は少ないんです。だから必ずやった方がいいというものではありません。

脂肪を燃焼するのには7,000kcalのエネルギーを燃やす必要があると言われています。例えば、体重55kgの女性が60分ジョギングをして消費できるカロリーはどれくらいだと思いますか?

答えは約400kcal。ジョギングだけで脂肪を1kg落とそうと思ったら、17時間半(7,000÷400 = 17.5)走らないといけない計算になります。(キツい💦)

それに、60分ジョギングして消費した400kcalは、カップアイスを食べたらあっという間に相殺されます。カップアイスが約380kcalなので。

だったら、今まで毎日カップアイスを食べているのを、2日に1回にしたらどうでしょうか?計算上、それでも60分のジョギングをしたのと同じです。

このように、有酸素運動は脂肪燃焼効果は少ないんです。それよりも食事に気をつけた方が効率が良いです。

でも、少しでも早くやせたい場合はやった方がいいのでしょうか?実はそうでもないんです…。有酸素運動は次のように、ダイエットの逆効果になることもあるからです。。

ダイエットの逆効果になることがあるから

2つ目の理由。有酸素運動はダイエットの逆効果になることがあるから、やらないことをお勧めします。

なぜ逆効果になるのか?それは有酸素運動をやり過ぎると、体内に活性酸素がたくさん発生してしまうからです。

この活性酸素がたくさん発生すると、

  • 脂肪が燃える効率が下がります。
  • 老化が進みます。肌にシミやシワが増えます。
  • 免疫力が下がります。

ダイエットをしてスリムでキレイになりたいあなたにとって、これらは逆効果ではありませんか?

適度な有酸素運動なら問題ないのですが、その度合いの調整が難しいんです。だったらやらない方がリスクが少ないですよ。

もっと他にやるべき大切なことが3つあります。

他にもっと大切なことがあるから

有酸素運動よりももっと大切なやるべき3つのこと。それは、

  1. 食事
  2. 体のケア
  3. 呼吸

です。

これらをきちんとするだけで、十分ダイエットできます。というよりもこれが筋トレよりも有酸素運動よりも大事です。

というのも、私たちの体はとても優秀にできているので、本来の活動ができれば太ることはまずあり得ません。(日本の歴史上の人物で太っている人って見かけないですよね)

その本来の活動をするのに大事なのが、この3つなんです。難しいことではありません。つまり、ダイエットはそんなに難しいことではありません。

とは言ってもまだ、にわかには信じられないですよね?それでは次に紹介する一般論と実際についてお話ししましょう。

パーソナルトレーニング(筋トレ)と有酸素運動についての一般論と実際

有酸素運動には神話みたいなものがあって、ダイエットの王道かのような印象があるようです。ですので、次のような一般論が出回っています。

  • 筋トレと有酸素運動は組み合わせた方が効果的
  • 筋トレ→有酸素運動の順番がいい
  • 筋トレよりも有酸素運動の方が脂肪が燃える

果たして実際のところはどうなのでしょうか?

組み合わせた方が効果的って本当?

これは人によります。ボディビルダーのような脂肪をグラム単位で削って削って、削ぎ落とす方には組み合わせた方が良いです。

あのようなプロの方は健康へのリスクやリバウンドのリスクを承知の上で、有酸素運動を組み合わせています。

でも一般の方がそこまでリスクを負う必要はありません。健康への影響、例えば、生理不順や生理痛、疲労困憊、便秘などを気にした方が良いですよね。

それにさっきもお伝えしたとおり、有酸素運動には逆効果も心配されるので、組み合わせないことをお勧めします。次もよく聞く話です。

筋トレ→有酸素運動の順番がいいって本当?

筋トレをやってから有酸素運動の順番でトレーニングをすると、脂肪燃焼効果がある。これは本当です。ただその効果はほんの少しです。

それにさっきお話しした活性酸素などのリスクもあります。わずかな脂肪燃焼効果のために、多くのデメリットを受けるのはちょっと。。

ですので順番どうのこうのではなく、有酸素運動は必要性を感じません。。

だったら、次はどうでしょうか?

筋トレよりも有酸素運動の方が脂肪が燃える?

これは半分正解で半分不正解です。どういうことか説明しますね。

有酸素運動は運動している時間、脂肪燃焼効果があります。ちなみに20分くらいしないと脂肪が燃えないというのは違っていて、始めてすぐに燃えます。微量ですけど。

例えば20分ジョギングをしていれば20分の脂肪燃焼効果、30分なら30分の効果というイメージですね。

一方筋トレはどうかというと、筋トレをしている時間というより、その後に脂肪が燃えます。筋トレ後24〜72時間は効果が持続します。(これをアフターバーン効果と言います)

だから運動している時間だけでいえば、有酸素運動の方が脂肪燃焼しますが、もっと長い期間でみると筋トレの方が効果が高いです。

だったら、有酸素運動は必要ないじゃん!と思うかもしれませんが、必要な場合もありますので、最後にそちらを説明しますね。

パーソナルトレーニングに有酸素運動が必要な場合

パーソナルトレーニングに有酸素運動が必要な場合。もっといえばダイエットに必要な場合。それは次のような場合です。

有酸素運動を心地よいと感じる人が、心地よい強度で行って、ストレス発散になる場合です。

まず有酸素運動が好きな人。やってて苦しくない人ならストレスになりません。ストレスになるとそれだけでも体にダメージがあるからです。

そして心地よい強度で行うこと。苦しい強度でやると活性酸素がたくさん発生しやすくなり、リスクがあります。

さらに気分転換になる、ストレス発散になる程度でやること。ストレスが発散されると体にも良い影響が得られます。

というように必ずしも有酸素運動がダメというわけではありません。ただ、ごく限られた条件の人であれば必要という程度ですので、無理に行わなくてもダイエットできます。

無理をするダイエットは続きません。効果が出ても続けるのが苦しければ、いずれ元に戻ってしまいます。無理をしないダイエットを心からお勧めします。

無理をしなくてもダイエットできる証拠の数々を、こちらのページにまとめました。ご一見の価値はあると思いますので、どうぞご覧ください。